23日の新興企業向け株式市場で日経ジャスダック平均株価は4日続伸した。この日の終値は前週末比12円02銭(0.50%)高の2400円54銭と2006年5月29日以来、8年9カ月ぶりとなる高値を記録した。終値で2400円台を回復するのは06年5月30日以来。東証1部の主力株で構成する日経平均株価が連日で高値を更新する中、相対的に出遅れていた新興市場にも物色の動きが広がった。
ジャスダック市場の売買代金は概算で635億円、売買高は1億9962万株。主力銘柄で構成するJASDAQ-TOP20は反落した。SJIやクルーズ、イリソ電子などが買われた。SOLHDやプロルートなどが売られた。
東証マザーズ指数は反発した。大引け時点は前週末比3.26ポイント(0.37%)高の879.03だった。アクロディアやディディエ、そーせいなどが上昇した。ALBERTやミクシィなどは下落した。
きょう新規上場したシリコンスタは、13時16分に公募・売り出し価格(公開価格、4900円)の約2倍にあたる9900円で初値を付けた。その後は買い気配が優勢となり、制限値幅の上限(ストップ高水準)となる1万1400円でこの日の取引を終えた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕