【シリコンバレー=小川義也】米IT(情報技術)大手のヒューレット・パッカード(HP)が24日発表した2014年11月~15年1月期決算は、売上高が前年同期比5%減の268億3900万ドル(約3兆1900億円)、純利益は4%減の13億6600万ドルだった。主力のプリンター事業が不振だったほか、パソコンなど他の事業も伸び悩んだ。
HPは年内にPCとプリンター事業を手掛ける「HP」と、サーバーなど企業向けIT機器とサービスが主体の「ヒューレット・パッカード・エンタープライズ」の2つの上場会社に分割する計画。メグ・ホイットマン最高経営責任者(CEO)は電話会見で「準備は大きく前進している」と述べた。
リストラ費用などを除いた実質1株利益は0.92ドル(前年同期は0.90ドル)。1株利益は市場予想を上回ったものの、売上高は市場予想を下回った。24日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日の終値に比べて6%以上、下落した。