宇都宮市の集合住宅の一室で1月、この部屋に住む高校1年の須田勇輔さん(16)が倒れ、死亡が確認された事件で、栃木県警は26日、傷害致死の疑いで、当時13歳だった市内在住の中学2年の少年を栃木県中央児童相談所に送致した。
少年は同日、宇都宮家裁に送致された。少年審判を開くかどうか決めるための調査が行われる。
捜査関係者などによると、須田さんと少年は同じ中学の先輩と後輩だった。当初から関与を認めており、県警が裏付けを進めていた。少年は「かっとなってやった」などと供述していた。
県警によると、須田さんの死因は全身打撲の失血死。顔など全身を10カ所以上殴られていたという。〔共同〕