トヨタ自動車(7203)は4日、ディディエ・ルロワ専務役員(57)を副社長に昇格させる人事を発表した。6月に予定する株主総会での承認を経て正式決定する。トヨタの副社長以上に外国人が就くのは初めて。副社長の役割については4月以降、従来の担当組織の業務執行統括から、中長期の視点で経営の意思決定などを担う体制に変える方針も示した。
併せて、トヨタ・モーター・ノース・アメリカのグループ・ヴァイスプレジデントを務めるジュリー・ハンプ氏(55)を初の女性役員に登用する人事を公表した。4月1日付で新たに常務役員となる。〔日経QUICKニュース(NQN)〕