「龍の子太郎」や「ちいさいモモちゃん」などの作品で知られる童話作家の松谷みよ子(まつたに・みよこ、本名=美代子=みよこ)さんが2月28日午後6時13分、老衰のため東京都内の病院で死去した。89歳だった。自宅は東京都練馬区東大泉6の26の6。お別れの会は4月4日午前11時から東京・青山葬儀所。喪主は長女、瀬川たくみさん。
児童文学者の坪田譲治に師事。1960年の長編童話「龍の子太郎」で国際アンデルセン賞を受賞した。自身の子育ての経験を踏まえた「モモちゃん」シリーズ、「いないいないばあ」などの赤ちゃん本シリーズが幅広く支持された。民話研究室を主宰し、全国の民話や民間伝承を採集する活動にも長年取り組んだ。