日本ホッケー協会は14日、大阪市内で臨時総会を開き、旧執行部の正会員が提出した一部の現理事の解任と旧執行部からの理事選出を求める議案は、いずれも過半数の賛成票を得られず否決された。現体制が支持され、中村康夫専務理事は「協会が前向きに進んでいけるように頑張りたい」と述べた。
同協会では、旧執行部が主導した男子日本代表の単独チーム制などをめぐって内紛が起き、昨年6月の総会で吉田大士前会長ら8人の理事が解任された。これに対し、旧執行部側は総会での議案の提案や採決方法が違法だとして取り消しを求める訴訟を起こし、現在も係争中だ。
旧執行部の永井東一前常務理事は「(否決は)非常に残念な思い。(昨年の)解任が違法だという気持ちは変わらない」と語った。〔共同〕