最近、ショート動画共有アプリ「TikTok」が全国民戦「疫」ホームクッキング・ビッグデータを発表した。それによると、1月24日から3月9日までに、アプリで最も人気があった自宅で作るグルメ上位3位は、「炊飯器で作るケーキ」、「涼皮」(中国風冷麺)、「油条」(揚げパン)だった。ベスト10にはこの3つに続いて、「猫耳朶」(ショートパスタ)、「糖■(米へんに羔)」(揚げまんじゅう)、「ピザ」、「肉挟饃」(中国風ハンバーガー)、「ミルクティ」、「鶏蛋灌餅」(卵入りクレープ)、「双皮奶」(ミルクプリン)が並んだ。北京日報アプリが伝えた。
同ビッグデータにはキッチンに立つ人の年代別データもあり、各年代の男女比率などもある。TikTokで料理の腕を披露する人の年代別分布をみると、80後(1980年代生まれ)と90後(1990年代生まれ)が中心で、両者を合わせて全体の72%を占める。料理は一種の伝承であり、「家庭の味」を伝えるものだ。
男女比の分析では、どの年代のデータでも女性の「シェフ」が男性を上回る。しかし年代が上がるほど男性の割合が大幅に増加する。
自宅でおいしいもの作りに精を出す人を省別にみると、河南省がトップで、以下、安徽省、広東省、江蘇省、四川省が続いた。
同ビッグデータによると、省ごとに人々のグルメの好みは異なる。河南の人は手作りの涼皮が好きで、安徽の人は糖■作りを好み、広東の人は自家製の炊飯器ケーキを愛好し、江蘇の人は手製のミルクティを愛飲し、四川の人は自分で作った野菜炒めに目がなく、山東省の人はホームメイドの油条を喜ぶ。家から出なくても「舌で味わう中国」を自宅で再現できる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月23日