ハイアールアジア(東京・千代田)は19日、埼玉県熊谷市で新しい研究開発拠点の開所式を開いた。日本や東南アジア市場向けに冷蔵庫やエアコンなど白物家電の製品開発を進める。現在約200人の従業員を年内にも300人に増員し、産学連携の研究開発にも取り組む。
ハイアールは2012年に三洋電機の白物家電事業を買収した。群馬県大泉町の三洋電機東京製作所から移転する形で新施設を整備した。同製作所から移動した従業員に加え、京都の研究開発拠点や韓国、中国などからも従業員を移動させる予定だ。
ハイアールアジアは中国の大手家電メーカー、ハイアールの子会社。13年12月期の売上高は約1000億円。日本と東南アジアでそれぞれ500億円を売り上げた。