日本高野連は20日の理事会で、延長戦で人為的に走者を置いて試合の早期決着を図る「タイブレーク方式」の導入を承認した。硬式は春季地区大会で一律に、軟式は今夏の全国選手権で採用する。
硬式は延長十回と十三回から始める二つの方式から各地区が大会前に選択し、無死一、二塁で任意の打者から攻撃に入る。夏の選手権大会出場に結びつかない都道府県大会での導入は、各高野連の裁量に任せるとした。
軟式は延長十三回無死一、二塁から始める。決勝は十五回まで行い、同点の場合再試合とする。昨夏の全国選手権準決勝の中京(岐阜)―崇徳(広島)が五十回まで続き、選手の健康管理が問題視された。〔共同〕