【ワシントン=川合智之】オバマ米大統領は26日、トルコのエルドアン大統領とイエメン情勢などについて電話で協議した。過激派「イスラム国」掃討に向けて、シリア反体制派の訓練や装備の提供、戦闘員の流入防止策などについて議論した。ホワイトハウスが発表した。
一方、ケリー米国務長官は26日、イエメンに軍事介入したサウジアラビアや湾岸協力会議(GCC)諸国の外相と電話協議した。イスラム教シーア派系の武装組織「フーシ」への空爆などの軍事行動を称賛し、米が情報共有や後方支援、空爆目標の助言などで協力すると表明した。米国務省のラスキー報道部長が26日の記者会見で発表した。
ケリー氏はスイス西部ローザンヌでのイラン核協議の場で、イランのザリフ外相にイエメン問題を提起したという。協議の詳細は明らかにしなかった。