いすゞ自動車(7202)は27日、片山正則副社長(60)が社長に昇格する人事を発表した。6月下旬に開催予定の株主総会後の取締役会で正式に決める。細井行社長(65)は代表権のある会長に就く。同日都内で開いた記者会見で片山氏は「成長していくためにもう一段の技術力強化をやっていきたい」と抱負を語った。
片山氏は自動車業界について「グローバルな戦いになりつつある」と強調。アジアなどの成長市場を念頭に「かなり挑戦的な課題をいくつか抱えている。これをなんとしてもやり続けてものにしていきたい」と語った。
現社長の細井氏は「(社長に就任したときから)技術屋さんに(社長を)渡したいという思いを持っていた」と明かし、片山氏について「(製造)ラインの仕事も知ってるし、全体を見る目もほかの技術者より持っている」と評した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕