【ニューデリー=共同】インド東部ビハール州の警察当局は1日までに、警官採用試験で替え玉受験を行ったなどとして、3月中旬から下旬にかけて、志願者ら千人以上を逮捕した。地元メディアが伝えた。
同州では3月、複数の学校の進級試験で家族らが校舎の壁によじ登り、生徒にカンニングペーパーを渡す「集団カンニング」で生徒約600人が退学処分を受ける騒ぎがあったばかり。
州警察は約1万2千人を募集。偽造写真を用いて別人に筆記を受けさせる事例などがあった。当局者は「替え玉受験でこれほど大規模な逮捕者が出たのは聞いたことがない」としている。
犯罪組織が1人当たり5万~10万ルピー(約10万~20万円)で替え玉受験を支援しているとの情報もある。