システム開発のワコムアイティ(松江市)は地元ゆかりのコンピューター言語「Ruby(ルビー)」の新入社員向け講座を7日に始める。同社に入社した4人を含め、島根県に進出したIT企業の社員ら15人が共同で受講する。IT企業の進出が相次ぐ同県でRubyを使える技術者の需要増加に対応する。
養成コースは33日間で受講料は1人64万円。技術者教育のエンベックス(東京・千代田)が派遣する講師が、受講者に具体的なプログラム開発の課題を出し、開発会議や提案書作成、プログラムの作成・修正などを実践形式で学ぶ。
ワコムアイティはRubyを使ったシステム開発に強みを持つ。通常、島根県内のIT企業は新入社員へのRuby教育を数カ月かけて行っている。同社は複数企業の新入社員に研修のプロが教え込むことで、効率的にRuby技術者を増やせるとみている。