6日に三陸鉄道(岩手県宮古市)が全線運行再開1周年を迎えるのを記念して、各社が“応援”企画を展開する。製パン業の白石食品工業(盛岡市)は三鉄沿線地域の食材を使った菓子パン2種類を発売した。イオンは三鉄パッケージのティッシュを発売、5日には「イオンWAON」ラッピング列車も走らせる。
白石食品の新製品は岩手県久慈市や野田村産の山ぶどうジャムを使った「山ぶどう&ホイップ」(税抜き120円)と岩泉町の牛乳で作った「岩泉牛乳蒸しパン」(同)。東北全域の量販店やコンビニエンスストアで5月31日まで販売する。計14万個の販売を見込む。
イオンは原料の75%に東北の広葉樹を使ったティッシュを東北の系列店約120店で4万パック(1パック5箱入り、税込み300円)販売する。1パック当たり2円の売り上げを三鉄に寄付する。釜石市への出店1周年を機に南リアスス線釜石駅の看板を「イオンタウン釜石」と表示するネーミングライツ契約も結び、三鉄と共に住民の鉄道利用を呼びかける。