自民党は8日午前、外交、財務金融の両部会と外交・経済連携本部の合同会議を開き、中国が主導しているアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を巡り、5月末をめどに党の見解をまとめる方針を決めた。6月上旬にも開く日中財務対話の前に政府に提言する。
これに関連して、菅義偉官房長官は8日午前の記者会見で「中国に対して、国際機関にふさわしい基準について引き続き働きかけを行っていきたい」と述べた。政府は米国と連携しながら中国に公正で透明な組織運営を求めることを柱とする対処方針を決めており、6月末までに参加の是非を判断する。