【シリコンバレー=兼松雄一郎】米アップルが10日に予約受け付けを始めた腕時計型端末「アップルウオッチ」が世界的に品薄状態となっている。24日の発売予定だが、日米などで大半のモデルが出荷まで1カ月以上かかり、予約しても6月になるまで手に入らないという。予約が好調なのは間違いないが、アップルは初期の生産を絞り込んでおり、品薄感を出すマーケティング戦略の面もある。
アップルウオッチの専門店(東京都新宿区の伊勢丹新宿本店)
アップルウオッチには4万2800円以上のスポーツ仕様の入門モデル、6万6800円以上の中価格帯の標準モデル、128万円以上の金を使った最上位モデル、の3種類がある。日本では多くのモデルで出荷予定は6月となっている。米では一時、最上位モデルの一部などで出荷予定が8月となっていたが、その後、状況は改善し、多くのモデルが6月出荷予定となっている。