待ちわびていたその時がようやくやって来た。9月1日、湖北省武漢市の大学100校以上、小中高校・幼稚園2800校以上が全面的に授業を再開し、120万人以上の大学生が学校に戻り、140万人の小中高校生と幼稚園児が再び学び舎に集った。人民網が各社の報道をまとめて伝えた。
8ヶ月もの「別れ」を経て、全国各地から武漢の大学へと戻ってきた大学生たち。
8月28日から、武漢の地下鉄と三大鉄道駅では、武漢へと戻る大学生たちのUターンラッシュがピークを迎えた。8月30日、漢口駅に到着した旅客の数は延べ9万人以上に達した。地下鉄駅では、ホームも車両内も、スーツケースを引いた大学生たちであふれた。
8月31日、武昌中華路の小学校に登校する小学生。
8月31日午前、新しい教材を受け取る湖北大学の教員と学生。
「こんなに新学期を心待ちにしたのは初めて」
地下鉄の「漢口鉄道駅」駅では、漢口学院3年生の陳夢瑩さんと徐華さんが、長らく離れていた大学へと向かう地下鉄に乗ろうとしていた。2人は同じ寮に入っており、1人は江西省、1人は重慶市の出身。武漢に到着した時間が30分しか違わなかったので、地下鉄駅で待ち合わせした。
「うれしいし、感動!こんなに新学期を心待ちにしたのは今までで初めて」
新学期を迎えるために、武漢の各校ではオフライン教学、オンラインとオフラインを結び付けた教学、オンライン教学の3種類の教学プランを用意し、感染リスクのレベルに変化があったり緊急事態が起きたりした場合には、オンラインとオフラインの教学を秩序よく切り替えて、タイムラグが出ないようにする計画だ。
武漢ではさらに心理カウンセリングチームも設置し、学生に心理カウンセリングやサポートを提供し、特殊な事情のある学生に配慮し、「マン・ツー・マン」指導を展開し、彼らがオンライン授業から実際の授業にうまく適応できるようサポートする。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年9月1日