中共中央政治局常務委員会は3日の会議で、貧困脱却の難関攻略について総括評価報告を受けた。同会議では、習近平総書記が重要談話を発表した。新華社が伝えた。
習総書記は、「第18回党大会以来、党中央は全党・全国各民族人民を団結させ、率いて、貧困脱却の難関攻略を国家ガバナンスにおける突出した位置に据え、党による指導と我が国の社会主義制度の政治的優位性を十分に発揮し、独創性と独自性ある多くの重大な措置を講じ、人類の歴史において最大の規模と最強の取り組みの貧困脱却の難関攻略戦を組織し、実施した。8年間にわたって奮闘を続けた結果、我々は予定通り新時代における貧困脱却の難関攻略における目標任務を達成し、現行基準化で農村の貧困者全てが貧困を脱却し、貧困県を全てなくし、絶対的貧困と地域全体の貧困を解消し、1億人近くの貧困者が貧困脱却を実現し、全世界が目をみはる重大な勝利を収めた」と指摘した。
習総書記はさらに、「貧困脱却の難関攻略の重大な勝利によって、第1の百年奮闘目標達成のための強固な基礎が築かれ、人民大衆の獲得感、幸福感、安全感が極めて大幅に高まり、貧困地域が様変わりし、生産・生活環境が改善され、大衆の生活の質が高まった。貧困脱却の難関攻略の実践において、党中央は人民至上と人間本位を堅持し、貧困者と全国各民族人民が共に小康(ややゆとりのある)社会へと向かい、共に良い暮らしができることを貧困脱却の難関攻略における出発点及び到着点とした」と強調した。
また会議は、「現在、我が国の発展は不均衡、不十分という問題が依然として際立っており、貧困脱却の難関攻略の成果を揺るぎないものにし、拡大する任務は依然として並大抵でなく困難だ」と指摘。その上で、「貧困脱却の難関攻略の成果を揺るぎないものにし、拡大する必要がある。支援政策全体の安定を維持し、貧困県などの指定解消後も『免除されない4つの事項』(責任、政策、支援、モニタリング)に関する指示を厳格に実行し、現有の支援政策、資金支援、支援力全体の安定を維持する必要がある。再貧困化を防止するための見守り・支援制度を整備し、定期的に調査し、速やかに発見し、速やかに支援し、貧困問題を発見するたびに速やかに解決する必要がある。貧困者支援産業を発展・拡大し続け、貧困から脱却した人々の安定雇用を確保し、東部と西部の労務協力を強化し、東部・中部の労働集約型産業の西部地域への移転を促し、支持する必要がある」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月4日