【ワシントン=芦塚智子】2016年の米大統領選で民主党候補の本命と目されるヒラリー・クリントン前国務長官(67)が12日、立候補を表明した。選挙用のウェブサイトを立ち上げ、ビデオメッセージで「一般の米国民は擁護者を必要としている。私はその擁護者になりたい」と語った。
クリントン氏は2008年の大統領選にも出馬したが、民主党予備選でオバマ大統領に敗れた。再挑戦で米国初の女性大統領を目指す。
クリントン氏のビデオには家族や若者、ヒスパニック(中南米系)などが登場。クリントン氏は「家族が強くなれば、米国は強くなる」と語りかけ、中流層重視を選挙運動の中心に据える姿勢をみせている。