中国物流・購買聯合会(CFLP)や国家統計局サービス業調査センターが発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月から0.7ポイント下落して50.6%だった。50%以上をキープしており、経済が安定して回復し続けていることを示している。各指数の変化を見ると、春節(旧正月、今年は2月12日)の影響を受けて下落しているものの、市場の供給と需要の増加ペースは依然として良い水準をキープしている。新しい原動力が成長を維持しており、大企業の下支えとしての役割も強化されている。企業の市場の先行きに対する見通しは楽観的だ。人民日報が伝えた。
2月、春節の影響を受けて、製造業のPMIはやや下落した。しかし、全体的に見ると、需要と供給の指数はやや下落したにもかかわらず、景況感の分岐点である50を上回る51.5%以上を保っており、経済が安定して回復する傾向に変化はないことを示している。新しい原動力が速い成長を維持しており、製造業の先端化の足並みも加速している。設備製造業のPMIは52.2%で、生産指数と新規受注指数はいずれも53.5%以上だった。ハイテク製造業のPMIは前月比で1ポイント以上下落したが、依然として53.6%という高水準を保っており、業界は急速に成長している。大企業の下支え的役割も強化されている。大企業のPMIは前月比で0.1ポイント上昇し52.2%と、製造業全体のPMIと比べて1.6ポイント上回った。
その他、2月の中国の非製造業のビジネス活動指数は51.4%と、前月比で1ポイント下落した。非製造業の成長ペースが前月比で鈍化したことを示しているものの、依然として51%以上をキープしている。
各指数の変化を見ると、新規受注指数と雇用指数は50%以下ではあるものの、前月比で小幅に上昇し、底打ちした兆候が見られる。指数全体の変化を見ると、オフシーズンに入って減速したものの、非製造業経営の安定した回復傾向は変わっておらず、市場需要や雇用は安定傾向を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月1日