中鉄十四局集団滹沱河生態修復3期工事プロジェクト部は13日、同プロジェクト部が同日、石家荘市集中隔離ポイントの建設に関する通知を受けたことを明らかにした。建設場所は正定県文正大街諸福屯鎮固営村で、占有面積は約33.3ヘクタール。新華社が伝えた。
1月13日、石家荘の集中隔離ポイント建設現場の様子(ドローンで撮影)。
13日夕方、建設現場では機械が大きな音を立て、30台以上のホイールローダーがすでに地ならしを始めていた。プロジェクトマネージメント部の馬少海サブマネージャーによると、現在すでに100人以上の作業員と、数十台の輸送車両、グレーダー、ホイールローダーなどが建設現場に入っているという。
基礎部分の工事が完了後、舗装された敷地に3000棟のユニットハウスが迅速に組み立てられる予定となっている。これらのユニットハウスは唐山市から正定県に輸送中で、3日以内に相次いで到着するとみられる。
1月13日、石家荘の集中隔離ポイント建設現場の様子(ドローンで撮影)。
新型コロナウイルス感染症との闘いの第一線を支援するために、唐山市蘆台経済開発区のユニットハウスメーカー3社は時間外も稼働して生産を急いでいる。この3社のユニットハウスメーカーは2020年初めに新型コロナウイルス感染患者を専門に収容治療する医療機関として建てられた湖北省武漢市の火神山医院などにユニットハウスを提供した。今回、石家荘支援で用いられるユニットハウスは1棟の面積が18平方メートルで、軽量鉄骨構造を採用しており、輸送に便利で、すばやく組み立てられ、回収利用ができるなどのメリットがある。
誠棟集成房屋河北有限公司の張国勇総経理によると、同社では現在1分1秒を争って生産に当たっており、生産ラインは24時間体制で休むことなく稼働しているという。張総経理は、「普段の生産ラインの1日の生産能力は70-80棟だが、現在は100棟以上のハイペースで生産しており、しかも生産後すぐ出荷する体制を取っている。また、防疫面での安全を確保した上で、技術スタッフを石家荘に向かわせ、現場で組み立ての指導に当たらせている」と語った。
1月13日、石家荘の集中隔離ポイント建設現場の様子(ドローンで撮影)。
張総経理はさらに、「ハウス完成品の事前組立率は90%以上に達しており、水道管や電気配線も整っているため、現地到着後すぐに使用を開始できる。また、ユニットハウスの部材は熟練した作業員であれば1日で組み立てを終えられる」と説明した。
石家荘の一部村民はなぜ居住地以外で隔離する必要があるのか?
11日から、河北省石家荘市藁城区では一部の村民を集中隔離ポイントに移動させている。これについて、国家衛生健康委員会緊急時対応専門家の童朝暉氏は、「1つの村に数十世帯、さらには百世帯もの住人がいる。単に村の入り口を封鎖しただけでは、村の中で村民どうしが互いに行き来できるため、適切な場所で集中的に隔離を行う必要がある。これはさらに多くの患者が出ることを防ぐためでもある」と説明している。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年1月15日