第18回統一地方選は13日、41道府県議選の全2284議席が確定した。自民党は1153議席を得て、24年ぶりに改選総定数の過半数議席を獲得。単独で過半数を持つ議会は24県となった。
自民党が過半数を得た県議会は東北や北陸、四国、九州など保守層の強い地域で目立つ。一方、地域政党「大阪維新の会」の第1党を崩せなかった大阪など近畿では過半数に届かない府県が多い。谷垣禎一幹事長は記者会見で「必ずしも結束できていない地域が随所にあった」と指摘した。
民主党は県議空白県だった石川と高知で議席を獲得した一方、鹿児島で議席を失った。大阪都構想の是非が焦点となった大阪ではかろうじて1議席を確保。労働組合が強く「民主王国」と呼ばれた北海道は10議席減と苦戦した。岡田克也代表は13日の党役員会で「全国的に厳しい状況だった」と述べた。