四国旅客鉄道(JR四国)が実施した「四国の駅弁選手権2014」の本審査で、「旅行とお酒にマッチする駅弁」部門のトップである金賞に高知駅の「とさっ子駅弁 とさべん」(安藤商店、1050円)が選ばれた。
同様の駅弁コンテストは10年度から開くが、今回から審査部門を変更した。同部門では24品の応募から、弁当の購入者などの投票で5品に絞り、有識者ら11人の審査員の採点による本審査で上位3品を決めた。
とさべんは地元小中学生が企画。カツオ飯やキンメダイの煮付けなど盛りだくさんの内容で高知らしさを表現した点が評価された。「新作駅弁」部門では愛媛のブランド豚を使った松山駅の「甘とろそぼろ弁当」(鈴木弁当店、同750円)が最優秀賞に選ばれた。
審査にも参加したJR四国の泉雅文社長は「鉄道の旅に食とお酒はぴったり。駅弁文化を残したい」と語った。