7月1日、ヴィクトリア・ピークで行われた祝賀イベントに参加する香港市民。同日、香港市民がヴィクトリア・ピーク広場で国歌フラッシュモブを行い、香港地区の祖国復帰と国家安全維持法の可決を祝った(撮影・呉曉初)。
香港地区の高層ビルには、「国と香港を愛し、香港の祖国復帰を祝う」というメッセージが掲げられ、陸上と海上では香港地区の祖国復帰を祝うパレードが実施された。市民は自発的に国旗掲揚や国歌斉唱イベントを開催した。6月30日、中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法が可決され、施行された。そして香港地区の祖国復帰23周年となった7月1日、香港地区の各界で100以上の祝賀イベントが開催された。
特別行政区政府が国旗掲揚セレモニーやパーティーを開催
7月1日午前、香港特別行政区政府は香港地区の祖国復帰23周年を祝う国旗掲揚セレモニーやパーティーを開催した。
同日午前8時、国旗掲揚セレモニーが湾仔(ワンチャイ)の金紫荊広場で開催された。全国政治協商会議副主席の董建華氏と梁振英氏、林鄭月娥・香港特別行政区行政長官、香港中央人民政府駐香港特別行政区聯絡弁公室の駱恵寧主任、外交部(外務省)駐香港公署特派員・謝鋒氏、解放軍駐香港部隊司令員・陳道祥氏、政治委員・蔡永中氏、特別行政区政府の主な高官ら社会各界の著名人が同セレモニーに出席した。
広場では、厳粛なムードの中、国歌が斉唱され、鮮やかな中国国旗と特別行政区区旗がゆっくりと掲揚された。上空では、大きな国旗と区旗をたなびかせた政府飛行サービス隊のヘリコプターがゆっくりと飛行し、海上では、水上警察が水を放水して敬意を表した。会場では、人々が起立し、国歌を斉唱した。
一連のイベントが好評博す
1日午前、香港各界慶典委員会はエキシビションセンターで、祖国復帰を祝う一連のイベントの開幕セレモニーを開催し、社会各界から約600人が出席した。
香港各界慶典委員会は2006年から、毎年、一連のイベントを開催している。今年はショピングフェスティバルやドラゴンボートショー、歌や踊りなどの夜間ステージ公演、広東オペラ・潮劇パフォーマンス、講習会、オンラインフォーラム、訪問活動など、例年よりも多彩で、各界をカバーするイベントが150以上も開催され、市民の間で好評を博している。
市民も自発的に国旗掲揚や国歌斉唱イベントを企画
7月1日早朝、小雨の降る中、香港市民数十人がヴィクトリア・ピークに登り、祖国復帰23周年を祝って、中国国旗の前で直立し、国歌の義勇軍進行曲を斉唱した。
7月1日、中国大陸部の映画「国歌」が、香港地区の映画館で続々と公開された。九龍圓方映画館では、祖国復帰を祝う特別上映が行われ、足の不自由な高齢の女性・譚さんが、家族に支えられながら映画館を訪れた。譚さんが同映画について、「気持ちが高揚している。とても見たい」と話すと、娘の阿音さんは、「国歌は私たちのアイデンティティを体現している」と語った。
午前8時、将軍澳香島中学(中高一貫校)は、オンラインで国歌掲揚式を実施した。高校2年の黄■盈さん(■はさんずいに元)は、「ゆっくりと掲揚される中国国旗は、ゆっくりと高峰へと登っていく中国のようだ。とても貴重な一里塚となった」と話した。
培僑中学では運動場で国旗掲揚・国歌斉唱セレモニーが開催され、卒業生数人もこのイベントに参加するために学校まで足を運んだ。同校の伍煥傑校長は取材に対して、「1949年に新中国が成立し、同校は香港地区で初めて中国国旗を掲揚した。それから毎日、教師らが生徒たちに愛国心や祖国のために尽力する気持ちを抱かなければならないと教えてきた」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年7月2日