【NQNロンドン】14日のロンドン外国為替市場の円相場は大幅反発。前日終値に比べ1円20銭円高・ドル安の1ドル=119円10~20銭で引けた。
浜田内閣官房参与の円安をけん制する発言を背景に円買いが進行する中、午後に入り、対主要通貨でドル売りの動きが強まり、円は上げ幅を拡大した。国際通貨基金(IMF)が15年の米経済成長率の見通しを下方修正したほか、3月の米小売売上高が市場予想を下回り、米早期利上げ観測がやや後退したことがドル売りを促したとの指摘もあった。
円の対ユーロ相場は反落。同20銭円安・ユーロ高の1ユーロ=127円40~50銭で引けた。
午後に入り、対ドルでのユーロ買いが対円にも波及し、円は反落に転じた。円は朝方に一時、127円08銭近辺と2013年6月以来の円高・ユーロ安水準を付けた。
ユーロは対ドルで反発。前日終値に比べ0.0120ドルユーロ高・ドル安の1ユーロ=1.0690~0700ドルで取引を終了した。
英ポンドも対ドルで反発。対ドルで同0.0150ドルポンド高・ドル安の1ポンド=1.4790~4800ドル。
ドルは対スイスフランでも下落し、1ドル=0.9685~95スイスフラン。