宮城教育大(仙台市)、上越教育大(新潟県上越市)、鳴門教育大(徳島県鳴門市)、福岡教育大(福岡県宗像市)の国立教育大4校が「いじめ防止支援プロジェクト」を立ち上げ、東京都内で21日までに、発足式を開いた。専門家同士がいじめ防止に関する研究や教育で連携し、一歩進んだ支援を行いたいとしている。
4校は今後、情報交換を進めながら、いじめ問題に対処できる教員を養成するための学生向けカリキュラムを研究したり、既に学校現場にいる教員に向けた研修プログラムを開発したりする。
また、講師を派遣して教育委員会の担当者や教員を対象にした研修や、シンポジウムの開催も予定しているという。
上越教育大の佐藤芳徳学長は記者会見で「ノウハウを分かち合いながら連携を進めていきたい」と説明。宮城教育大の見上一幸学長は「各大学の特長を生かし、地域や学校などに貢献していきたい」と意気込んだ。〔共同〕