JVCケンウッド(6632)は21日、2015年3月期の期末配当を5円(従来予想は無配)とすると発表した。復配は2年ぶり。併せて前期連結純利益が46億円の黒字(前の期は65億円の赤字)と、従来予想(30億円の黒字)から上方修正した。黒字確保の見通しがたったことから復配を決めた。
国内外の拠点再編など構造改革による特別損益を計上した結果、純利益が膨らんだ。売上高は10%減の2850億円(従来予想は3000億円)だった。カーオーディオなどでの需要が伸び悩んだ。為替変動による影響で損益が悪化し、経常利益は31億円の黒字(前の期は7000万円の赤字)と、従来予想の45億円には届かなかった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕