21年に一度、社殿を大規模に修復する世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)の式年遷宮で27日、仮殿から本殿(国宝)にご神体を戻す最も重要な儀式「遷座祭」(正遷宮)が行われた。
29日~5月6日は、普段入れない本殿の前で昇殿参拝できる。
下鴨神社の最初の式年遷宮は1056年で、応仁の乱などの戦乱や経済的な事情で中断し、今回で34回目。江戸時代までは社殿を造り替えていたが、社殿の多くが国宝や重要文化財に指定されたため、現在は修復にとどめている。〔共同〕
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