宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、昨年12月に鹿児島県の種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が、順調に航行を続けていると発表した。27日現在、地球から5275万キロメートル離れた軌道を秒速28キロメートル弱の速さで小惑星「1999JU3」を目指している。
今後、イオンエンジンを噴かせるなどして、軌道をさらに修正し、12月3日に地球の重力を利用して目的の小惑星へ向かう軌道に入る地球スイングバイを実施する予定だ。
「はやぶさ2」は2018年6~7月に目的の小惑星に到着する計画。翌年、小惑星を飛び立って、20年11~12月に地球に帰還する予定だ。