政府は28日未明、ネパールの大地震を受け、110人規模の自衛隊を国際緊急援助隊として派遣すると発表した。現地で医療救援などにあたる。第1陣として医官ら約20人が28日深夜に首都カトマンズに向けて出発する。政府はすでに警察庁や消防庁など70人の災害援助チームや民間の医療チームの派遣を決めており、自衛隊派遣は追加支援となる。
航空自衛隊のC130輸送機も派遣し、医療援助に必要な物資などを輸送する。70人の災害援助チームは、28日中に現地入りする見通しだ。
外務省はネパール政府を支援するため10億円規模の緊急無償資金協力をするほか、テントや毛布などの調達に充てる2500万円相当の緊急援助物資の供与も決めている。