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美しくなることは、男性にとっても女性にとっても、非常に強い魅力があるものだ。報告書によると、男性は美しくなるためなら女性よりも出費をいとわず、平均客単価は女性の2.75倍になるという。「中国青年報」が伝えた。
美しくなりたい男性は、ヒアルロン酸を注入する、二重まぶたに整形する、生え際の後退を防止するなど、美容に関する話題になると専門用語が次々に口をついて出て、女性に全く引けを取らない。男性が徐々に美容医療市場を支える存在になっている。美を愛する男性は、美しい容貌は仕事でも愛情の面でも自分に幸運をもたらすと信じている。
男性の美への追求はぱっちりした目やすっと通った鼻筋にとどまらず、頭頂部の髪をキープすることも必修科目で、植毛は若い男性が最も熱を上げる美容医療になっている。
黒々としたボリュームのある髪の毛は若さや美しさに直結する、と考える人は多い。
男性は女性よりも植毛ニーズが高い。中国健康促進・教育協会が発表した「中国脱毛者調査」によると、中国人は平均6人に1人が脱毛症状が見られる。つまり約1億3千万人が脱毛者で、男性の脱毛率は20%に迫る。
ますます多くの中国人男性が自分の外見に気を使うようになり、スキンケアから、メークアップ、美容医療までさまざまあるものの、現在、男性向けの整った美のサービス市場はまだ形成されていない。
しかし同時に、男性の美容医療への消費意欲は上昇を続けている。天猫(Tmall)のデータによると、20年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)には、美容医療関連サービスの注文量がそれまでより7倍近く増加し、平均客単価は6300元(約10万3283円)に達し、最も人気のある生活サービスになった。このうち30%近くが男性消費者からの注文だったという。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月1日