【ロサンゼルス=共同】米ロサンゼルスの全米日系人博物館は6日までに、第2次大戦中に米国の強制収容所に入れられた日系人の写真や絵画など400点以上を取得したと発表した。これらは4月に競売に掛けられる寸前だったが、同博物館などで保存される。
米ニュージャージー州の競売会社が4月17日に競売に掛けようとしたところ、日系人社会から「苦しみの記憶で利益を上げるべきではない」と反発が起き、競売は中止された。
同博物館は取得した品を「適切に保存し(競売に反対した)日系人の意向を尊重することを約束する」としている。