12日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は4営業日ぶりに反落した。終値は前日比6円11銭(0.24%)安い2566円70銭だった。日経平均株価が軟調に推移する場面が多いなど、相場全体の地合いが良くないなか、ジャスダック市場でも売り優勢の展開が続いた。3月期企業の決算発表が本格化しており、市場参加者の関心は東証1部銘柄の値動きに集まる傾向が強まった。「出遅れ株としてジャスダック銘柄が物色されてきた動きが一巡している」(SBI証券の藤本誠之シニアマーケットアナリスト)との指摘も聞かれた。
ジャスダック市場の売買代金は概算で949億円、売買高は1億3479万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20も4営業日ぶりに反落した。UEXやガンホー、日本マイクロが下落した。半面、BBタワーやエスプール、オーケー食は上昇した。
東証マザーズ指数は3日続伸した。終値は前日比2.24ポイント(0.25%)高い912.05だった。時価総額の大きいバイオ関連株の一角やミクシィが後場に上げ幅を拡大した。テラスカイや駐車場研究所も上昇した。半面、モルフォやACCESS、ジグソーは下落した。〔日経QUICKニュース(NQN)〕