独アウディの日本法人は12日、入門モデルとなる小型車「Ａ１」と多目的スポーツ車（ＳＵＶ）「Ｑ３」を一部改良し発売すると発表した。Ａ１の最低価格は250万円を切り、独高級車３社の主力モデルでは最も低くした。Ｑ３は上位モデルで燃費が約18％向上した。

Ａ１は同社では初の排気量1.0リットル３気筒の過給器（ターボチャージャー）付きエンジンモデルを追加した。軽量化をはかり、燃費はガソリン１リットルあたり22.9キロメートルと同社で過去最高になった。外観でもヘッドライトなどを変更した。価格は249万～349万円で、６月18日に発売する。子育て世代を中心に年6000台の販売を目指す。

Ｑ３の２リットルモデルは馬力を高めながら燃費性能を高めた。価格は379万～771万円で、21日に発売する。30～50歳代などに年4000台の販売を目指す。