2014年度にハローワークを通じて就職した障害者は前年度比8.6%増の8万4602人だったことが14日までに、厚生労働省のまとめで分かった。調査を始めた1970年度以降の過去最多を5年連続で更新した。
同省は企業に義務付けられる障害者雇用率(法定雇用率)が13年度に1.8%から2.0%に引き上げられたのを受け、企業が採用に積極的になり、障害者の就労意欲も高まっていることが背景にあるとみている。
障害者の新規求職申込者は前年度比5.7%増の17万9222人。就職者数を求職者で割った就職率は同1.3ポイント増の47.2%だった。