米国の専門技術会社VIAVIソリューションズは、3日に上海で報告書「5G展開の現状」を発表した。それによると、現在は中国、米国、韓国が5Gネットワークのカバーする都市が最も多い上位3か国だという。中国新聞社が伝えた。
同報告書によると、世界の新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、5Gネットワーク展開は過去一年間には拡大の勢いが止まらず、世界の1336都市をカバーして、増加率は350%にも達した。2021年1月末現在、世界の61ヶ国に商用5Gネットワークが展開され、20年1月以降で80%増加した。5Gがカバーした都市をみると、上位3か国は中国(341都市)、米国(279都市)、韓国(85都市)だった。うち中国のカバー都市は一年で5倍増加し、米国は4倍増加した。また英国は54都市、スペインは53都市と僅差で後を追っている。
昨年には新たに27ヶ国で商用5Gネットワークが展開された。うちカナダはカバー都市49都市、フランスとタイはそれぞれ24都市で、ベスト10入りを果たした。カバー都市を地域別にみると、アジアが首位で528都市、欧州、中東、アフリカが2位で459都市、米州が3位で349都市だった。
VIAVIのサメハ・ヤマニ最高技術責任者(CTO)は、「2020年には、テレワークや遠隔教育、及び親戚や友人と動画による交流が世界的にニューノーマルになるにつれて、信頼性の高いネット接続が極めて重要になった。ユーザーのより速い速度、より広いバンド幅に対する強いニーズが、サービスプロバイダの5G技術への持続的な投資を推進した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月5日