シャープ(6753)が14日発表した2015年3月期の連結決算は、最終損益が2223億円の赤字(前の期は115億円の黒字)だった。液晶の主力生産拠点である亀山工場(三重県亀山市)などの設備の減損処理に加え、太陽電池の原料関連の市況悪化による評価損などの計上で2期ぶりの赤字に転落。赤字額も2月時に予想した300億円の赤字から大幅に広がった。売上高は前の期比5%減の2兆7862億円、営業損益は480億円の赤字(前の期は1085億円の黒字)だった。年間配当は3期連続で見送った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕