母親と祖母を自宅で刺殺したとして、殺人容疑で神奈川県警に逮捕された横浜市戸塚区の高校1年の男子生徒(15)が「夜遅くまでゲームをしたことを祖母からガミガミと注意され、かっとなって刺した」と供述していることが20日、捜査関係者への取材で分かった。
祖母を刺した後、発覚を逃れるために2階にいた母親も刺したとの趣旨の供述もしているという。県警は同日、男子生徒を送検した。
捜査関係者によると、生徒は事件当日、自宅1階の台所で、祖母から前日深夜までゲームをして寝坊したことなどを理由に「家の手伝いをしろ」「勉強しろ」などと言われたと説明。「以前にもテストの際に同じように言われ、ゲームを取り上げられたのを思い出して頭にきた」として、近くの包丁で祖母を刺したと話しているという。〔共同〕