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NISA口座稼働率、4月末5割 初の過半に

日本証券業協会は27日、少額投資非課税制度(NISA)を活用する口座の稼働率が4月末時点で50.5%と初めて過半に達したと発表した。3月末(49.5%)より小幅に上昇した。株高を背景に株式売買に活用する個人投資家が増えた。制度が2年目を迎え、認知度が徐々に高まっているようだ。


日証協が主要証券10社を対象に調べた。NISAの総口座数は4月末で435万と1カ月前(429万)から増えた。年明け以降の投資総額は前年同期比4割増の約7800億円に達している。


金融庁の調べによるとNISAを通じた2014年の投資による利益は約3500億円と投資総額の約12%だった。足元も株高基調が続いており、NISAを活用しようとする個人が増えている。


半面、投資家層は中高年が中心で若年層の開拓など課題は残る。口座の稼働率の上昇ペースも鈍りつつあり、資金流入が続くかは不透明だ。


NISAは年100万円までの株式投資などが非課税となる制度で14年1月に始まった。


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