大阪府豊中市のマンションで住人の滝畠裕美さん(33)が刃物で切られ死亡した事件で、滝畠さんは首の左側に負った深い傷から大量に出血し、致命傷となった可能性が高いことが28日、捜査関係者への取材で分かった。大阪府警豊中南署は同日、遺体を司法解剖し詳しい死因を調べる。
事件は27日午後2時ごろ発生。滝畠さんと一緒にいた長男(1)は無事だった。殺人未遂容疑で現行犯逮捕された同じ階に住む自称無職、上原亮宏容疑者(53)は「1階で一緒にエレベーターに乗り、6階で降りたところで切り付けた」と供述。「私はカメラで監視されている」などと不自然な供述もしており、同署は刑事責任能力の有無についても調べる。