クロマグロなどが大量死した東京都立葛西臨海水族園(東京・江戸川)で、今月22日に投入したスマ29匹のうち、12匹が死んでいたことが28日、都への取材で分かった。死因は背骨や頭骨の骨折で、水槽への衝突が原因とみられる。
同水族園は6月にもクロマグロの投入を予定している。今回のスマの死因は大量死したクロマグロとは異なるとみられるが、今後も減り続ければ対応を検討する。
都によると、スマはマグロと同じサバ科で、神経質な性質という。1日に数匹ずつ死んでおり、15日に投入したハガツオも21匹のうち2匹が骨折で死んでいる。