函館大学は28日、2016年3月の北海道新幹線開業を控え、地元自治体や北海道旅客鉄道(JR北海道)の取り組みを紹介する計5回の連続講座をスタートした。昨年度に続く開催。市民にも公開し、関心を高め、新幹線を生かした街づくりに役立ててもらう狙い。
1回目は函館市企画部新幹線対策室の福田誠主査が、青森・弘前・八戸市との「青函圏観光都市会議」など周辺自治体との広域連携や、中心市街地の活性化事業、PR活動について説明した。並行在来線の経営問題など懸念材料も挙げた。
商学実習2の授業時間を活用して開催。学生のほか、約20人の市民が受講した。今後は6月4、18、25日と7月2日に開き、七飯町、木古内町、北斗市の職員やJR北海道の社員が講義する。