【ニューヨーク=共同】タカタ製欠陥エアバッグ問題で米フォード・モーターは28日、世界でのリコール(無料の回収・修理)を従来公表より97万558台増やすと発表。米「FCA US」(旧クライスラー)も同日、155万2075台追加すると明らかにした。
米運輸省・高速道路交通安全局(NHTSA)が求めていたリコール対象の大幅な拡大にタカタが同意したことを受け、自動車メーカーのリコール台数が膨らんだ。世界の累計対象はフォードが150万9535台、「FCA US」が522万4845台となる。
ホンダも28日、米国でのリコールを約35万台追加すると公表した。
一方、米下院エネルギー・商業委員会は、6月2日に開催する公聴会でNHTSAのマーク・ローズカインド局長やタカタ幹部のケビン・ケネディ氏らが証言すると28日発表した。
タカタの欠陥製品は作動時にガス発生装置が破裂し、金属片が飛び散って乗員らが負傷する恐れがある。