【ニューヨーク=吉野直也】「この美しい公園には元米大統領、ルーズベルト氏の理念が息づく。それは我々がなりたい国、すなわち天井がない国だ」。米民主党大統領候補の本命、ヒラリー・クリントン前米国務長官(67)は13日、ニューヨークで演説し、女性の昇進を阻む障壁「ガラスの天井」のない国を目指すと宣言した。
「父親が娘に『君はなりたいものになれる。大統領にだってなれる』と教えられるような国を築こう」と力説。「今回の大統領選で最も若い候補者ではないが、米史で最も若い女性大統領になる。初めてのおばあちゃん大統領になる」と語り、聴衆から喝采を浴びた。この日は4月の出馬表明後、初めてとなる大規模集会をニューヨークのルーズベルト島で開いた。