【ウィーン=久門武史】イラン核問題の包括解決を目指し米欧など6カ国とイランがウィーンで開いている協議で、米政府高官は28日、「各国代表団は30日以降も滞在し協議を続けることを計画している」と語った。AP通信が伝えた。30日とした最終合意の期限は延長される見通しだ。大幅な延長は想定しておらず、数日程度での決着を模索しているもよう。27日に外相級協議に格上げした後も対立は解けておらず、イランメディアによるとザリフ外相は28日、いったん帰国し再びウィーンに戻る予定。最高指導者ハメネイ師らの判断を仰ぐためとみられる。