三菱商事(8058)は29日、グループ内のガソリンや産業用燃料などの事業を統合すると発表した。需要が伸び悩む国内の石油製品市場に対し、事業を統合して経営の効率化を進める。新会社のもとで水素エネルギーなど新エネルギー事業での販売も目指す。
子会社の三菱商事石油(東京・千代田)に三菱商事の石油製品販売事業、船舶用燃料油などを手掛けるエムシー・エネルギー(同)を移し、新しい会社を設立する。新会社の社名は「三菱商事エネルギー」とし、発足は10月1日の予定。
三菱商事石油の2014年3月期の単体の売上高は6439億円、エムシー・エネルギーは1142億円だった。〔日経QUICKニュース(NQN)〕