日本商工会議所の三村明夫会頭は30日、同日に2015年度の「経済財政運営と改革の基本方針」(骨太の方針)が閣議決定されたことについてコメントを発表した。「20年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス=PB)黒字化を堅持し、達成の道筋として18年度に中間目標を定めたことを支持する」と評価。一方、前提となる経済成長の達成は決して容易でないとして、歳出削減と合わせ「偏りのない経済財政運営を確実に実行することが不可欠」と指摘した。
特に人口急減トレンドには「ここ5年がまさに勝負」とし、その上で財源を「高齢世代への給付から、少子化対策など現役世代への支援に思い切ってシフトしていくべきだ」と求めた。〔日経QUICKニュース(NQN)〕