千葉県警船橋署は2日、車で追突事故を起こした後、友人女性に身代わりを依頼したとして、警視庁荻窪署の巡査、後藤良弥容疑者(21)を自動車運転処罰法違反(過失傷害)と、犯人隠避教唆の疑いで逮捕した。後藤容疑者は事故当時、酒を飲んだ後に運転していたという。
逮捕容疑は6月11日午前1時ごろ、船橋市東船橋5の国道で車を運転していた際、男性会社役員(37)の車に追突、首などに軽傷を負わせた疑い。また、飲酒運転の発覚を恐れ、同乗していた友人女性(22)に身代わりを依頼、駆け付けた警察官に女性が事故を起こしたとうその申告をさせた疑い。
船橋署によると、後藤容疑者は友人らと同県鎌ケ谷市の居酒屋で飲酒後、浜辺で花火をしようとして、移動のため友人の車を運転していた。事故後、いったんは友人女性を身代わりにしたものの、13日、父親と上司に付き添われ、船橋署に自首。同署は友人らからも事情を聴いていた。
警視庁の森元良幸警務部参事官は「極めて遺憾。千葉県警の捜査結果を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。〔共同〕