世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級王者の井上尚弥の弟で19歳の拓真(ともに大橋)が6日、東京・後楽園ホールで行われた東洋太平洋同級王座決定戦でマーク・アンソニー・ヘラルド(フィリピン)に3―0で判定勝ちし、新王者となった。5戦目での同タイトル獲得は兄や八重樫東(大橋)らに並び日本歴代2位。
戦績は5戦全勝(1KO)。12回にダウンを喫した井上拓は「思った以上にきつい試合だったので、ベルトの重みを感じる。これから世界を取るために課題がたくさん見つかった」と話した。
東洋太平洋王座奪取の日本最速記録は、井上拓と同学年の田中恒成(畑中)の4戦目。〔共同〕