【ナイロビ=共同】アフリカ・チャドの首都ヌジャメナの市場で11日、女による自爆テロがあり、約10人が死亡した。フランス公共ラジオなどが伝えた。チャドの治安当局は隣国ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムの犯行とみている。
警察官が市場の入り口で、スカーフで顔を覆った女を呼び止め、身体検査をしようとしたところ、女が身に着けていた爆弾を爆発させた。
ヌジャメナでは6月中旬に30人以上が死亡する自爆テロがあり、政府はイスラム教徒の女性が顔や体を覆い隠す衣装「ブルカ」の着用を禁止していた。
また、ロイター通信によると、ナイジェリア北東部ボルノ州の州都マイドゥグリでも11日、治安当局の事務所を狙った自爆テロがあり、容疑者を含む2人が死亡した。